審美補綴・審美歯科治療

審美補綴
審美歯科治療

審美補綴・審美歯科治療とは?

審美補綴(審美歯科)とは、白い被せもので歯や歯列を整形する方法です。

審美補綴は、単なる個人の趣味嗜好を反映した洋服やヘアスタイルなどのファッションの延長で考えてはいけません。

歯は、食べ物を食べる為に不可欠な命をつなぐ臓器であり心臓や脳と同じぐらい人間の営みにとって大切です。臓器の一つである為に、あるべき形が決まっております。

つまり、かりそめの審美の為に歯の健康や噛むための機能を犠牲にしていた治療を行うべきではありません。
審美補綴の本来の形は、機能美・自然美・健康美です。

見た目だけ綺麗にしても、美味しく食事ができなければ意味がありません。歯科治療には、大きく3つの目標がありますが、審美補綴(審美歯科)においても同様です。

  1. 歯の健康回復
    歯の健康を取り戻す治療
  2. 歯の機能改善
    美味しく食事ができる
  3. 審美性の確保
    美しい歯によって心身とにも人生が豊かになる

しかしながら、歯科治療は、他の医療に比べて歯科医師の能力の差が大きく治療結果や内容に大きな差が出やすいと言われております。

包括的歯科治療を行う上では、①技術②知識③経験④複雑な治療をまとめる思考力が不可欠です

さらに、審美的結果を求めようとすると、患者さんの性別、お顔のイメージに合わせ個々の患者様の持っている潜在的な審美を可能な限り引き出し普遍的な美を具現化させることが出来る審美的感性も歯科医師やクリニック全体で兼ね備える必要があります。

矯正治療+審美補綴の包括的矯正治療️(インターディシプナリーオーソドンティックトリートメント️)は究極の歯科治療である

矯正治療を取り入れた審美補綴治療やインプラント治療は、歯科医師なら誰もがその有効性を認める歯科医療の理想であり究極の包括歯科治療です。

矯正治療+審美補綴を組み合わせた治療は、矯正治療の至らない部分を審美補綴でカバー、修正できるため、単独の矯正治療に比べて簡単であると大きな誤解を持っているケースも少なくありません。しかし、精度の低い矯正治療では、矯正治療後の補綴治療において、大変苦労する場合が多くあります。

矯正治療に比べて、セラミックを用いた審美補綴治療は厳格な設定が求められます。一方、天然歯を基本とした矯正治療においては、治療終了後に自然に歯の位置が生体の適応変化を促し自然に微調整されていく様な変化が起こります。

つまり、変化に厳格な審美補綴治療が予定されている矯正治療の場合には、矯正治療の質を一層と審美補綴治療の求める緻密なレベルに合わせて行う必要があります。このような矯正治療は、通常の矯正治療に比べて遥に複雑で難しい治療になります。

審美補綴+矯正治療の症例1

治療前

本患者さんは、矯正を希望して来院されましたが上顎の前歯のサイズが生まれつき小さく矯正治療だけでは、審美的な改善が得られない状況でした。
そこで、当院では矯正治療とラミネートベニア(低侵襲な審美セラミック修復)を計画しました。

治療後

審美的な改善だけれでなく、矯正治療とラミネートベニアによって奥歯と前歯の役割分担が理想的なバランスとなり口腔健康に大幅に改善することができました。

審美補綴+矯正治療の症例2

治療前

治療後

本患者さんは、矯正前に不適合なセラミック修復物があり、矯正治療と審美セラミック修復をおこなった患者さんです。
矯正治療によって理想的な歯列になり当院内併設の審美セラミック技工所の鬼塚技工士によって自然で審美的なセラミック修復物が装着され、患者さんに大変喜んでいただきました。

審美補綴+矯正治療の症例3

治療前

治療後

本症例は、舌側矯正治療をおこなったのちに前歯部のセラミック修復治療をおこなった症例です。
矯正治療と審美修復の両方を当初から計画することで高い審美的結果を得ることが可能となります